2014年8月15日金曜日

2014/8/7〜8/14 beach whistle〜猟師かんこ踊り など

昨日の早朝にロングトリップから、無事大阪へ戻って参りました!!!

お世話になった皆みな様、本当にありがとうございました!
この一週間、毎日の出来事が素晴らしい&ミラクル過ぎて書きたいことが山ほどあるのですが、簡単にピックアップして御礼させていただけたらと思います!
まずは8/8〜8/10に行われたBeach Whistle!!!
想像以上に最高の体験をさせてもらいました!悪天候ながら噂にたがわぬ最高の場所と、素晴らし過ぎる人々が集まり、最高の音楽が止まること無くなり続け、続々と食糧が集まってくる日々は、もう明日とか昨日とか時間の感覚が一切なくなり色々な価値観が吹っ飛ぶほど、最高としかいいようのない貴重な体験をさせていただきました!
これも一重にbeach whistleのメンバーとそこに集まる人たちが持つ最高のバイブスが生み出した結果だと思います!本当におつかれさまでした!
必ずや来年も参加します!!!!

そこからヒッチハイクと電車を駆使し、8/13の夜に終電でたどり着いた三重県の「猟師かんこ踊り」の徹夜踊りが相当ヤバかった!!!web上では書けないことがあり、何ともはがゆいのですが、「祭」というのがそもそも「カオス」で、あらゆる日常の価値観を吹き飛ばすものであり、最高の無礼講であるということを身を以て体験してきました!間違いなく日本で最初のブロックパーティーは、盆踊り(念仏踊り)であると実感してきました!この祭については、いずれしっかりとどこかで書きたいと思っています!

というわけで、ヒッチハイクで出逢った人々など書きたいことはたくさんありますが、この一週間は世の中には常識を覆す出来事がまだまだたくさんあるのだなぁと実感させられ、今世界中で同時進行で起きまくっている、ヤバい出来事に出会って行くであろう今後が楽しみでワクワクしまくっております!
止まっていた作業も今日から、アクセル全開で進めて行くので、みなさまよろしくお願いします!また最高の場所で皆様に出会えること楽しみにしております!!!!

※beach whistleの写真を一枚も取っていなかったので、拝借させていただきました◎









2014年3月11日火曜日

3年前の自分、今の自分、3年後の自分

 2011年3月11日、14:46に僕は仕事で錦糸町のあるマンションのエレベーターホールにいた。

 大きな揺れが来て、あまりの揺れの大きさにこれは危ないと感じ、すぐ外に出てみたら、そのマンションがものすごく大きくしなって揺れていたのを覚えている。1度目の揺れで多くの人が外に出て来ていた。フィリピン系の女性がたくさん外に出てきて泣いてるのを見て、錦糸町にはたくさんのフィリピン人がいるんだなぁと思ったのを覚えている。仕事先に電話をしても繋がらなかったけれど、とりあえず一旦戻ろうと思った。運良くその日は、自分の原付バイクで錦糸町まで来ていたので、バイクに乗って大渋滞に巻き込まれることなく帰ることができた。通りに人が溢れている様子と大渋滞を見ながら、あまりに大きな揺れだったので、関東が震源だろうと考えていた。しかし、戻ってテレビを見ると震源は東北。僕の両親や姉が福島に住んでいるので、心配して電話をしたけれど全く繋がらない。

 その日はとにかくその頃住んでいた江古田の家に帰ったが、帰り道の目白通りも環七も普段は歩く人などまばらなのに、まるで難民のように多くの人で溢れていた。そして、その何日か後に福島第一原発が爆発した。

 それから、コンビニやスーパーから食べ物が無くなり、ガソリンスタンドに多くの自動車が並ぶようになった。原発が爆発して、東京に放射能が降り注ぎ、都内の水道水が「ただちに影響はない」けれど、セシウムが検出されて、コンビニやスーパーから一気にミネラルウォーターが無くなった。計画停電もあった。

 そして1週間後くらいにようやく家族と連絡がとれ、安否の確認ができた。原発の爆発をみて、西へ逃げようかと考えたけれど、福島に家族がいるし、まだ自分にも何かできるんじゃないかと考えてはいたものの、何も出来ずに家でテレビの原発情報と、政府と東電の発表を見ていた。そんな毎日が続いていたのだけれど、2011年3月30日にtwitterのギブミーベジタブルのアカウントに見知らぬ気仙沼の方から、小さい避難所には野菜が全然なくて毎日カップラーメンとパンで困っているとの連絡が入り、翌日に新宿motionに無理をいってお願いしてギブミーベジタブルを開催して、イベント終了後にその野菜を直接車で気仙沼へ持って行った。

 気仙沼について無事に野菜を渡し、その言葉にならないほどの被災地の現状を見て、自分にまだ出来ることはあると考え、それから実家が福島にあるということもあり、一人で南相馬や飯館村に物資を直接渡しに行くようになった。

 そんな毎日を過ごしているときに今ではギブミーベジタブルを一緒にやっている南風食堂の三原さんに声をかけてもらい「まんまる」という団体を同世代の仲間と一緒につくることになる。まんまるでは、福島県いわき市にある保育園に定期的に行き、外で遊べない子供たちと室内で音楽を一緒につくったり、Tシャツを作ったり、ダンスするワークショップをしたりした。福島のこどもたちを一時的にでも外で遊べるように夏には、東京都檜原村にある何年も使われていない廃校を一生懸命掃除して、キャンプを企画したりした。そんな活動をしている内にTAIYO33OSAKAの共同代表をやることになり、大阪へ引っ越すことになる。TAIYO33OSAKAの太陽大感謝プレ祭を開催した後、この団体のやり方と自分のやり方が違ったことと、個人的ないざこざもあり抜けることになった。その後、セルフ祭をやることになり、今ではそのセルフ祭が縁となり新世界のシャッター商店街「新世界市場」でお店をやることになった。そして、震災前から東京でひっそりと一人で定期的に開催していたギブミーベジタブルもいつの間にか全国各地で開催することになった。

 簡単に3年間の動きをまとめてみたけれど、3年前の震災があって、僕の中の何かが決定的に変わってしまった。震災当時、家族と連絡がとれなくなって、もう死んでしまったと感じたことで、当たり前だけれど人間は突然死ぬ可能性があるということを実感したことだ。それから、人間いつ死ぬかわからないのならば、自分のやりたいことをやろうと思ったこと、出来る限り人に対して悔いの残らない対応をしようと思ったこと、今あるものに感謝できるようになったことだ。そんなこと以前からやっているよという人には、当然の話かもしれないが、実感としてそれを感じることができて、自分にとっては震災は大きなことを気づかせてくれたと思っている。

 そして大事なのは、震災があって3年経った今、自分が何をしているかということだと思う。震災が起きてそれに付随する様々なことが見えて来たときに、まず自分が変わらなければいけないと思った。震災前と同じように仕事をして、モノを買って、ご飯を食べて、音楽やって、酒飲んで、遊んで、何も考えずには生きていてはいけないと感じた。そして、今がある。もちろん全然完璧ではないけれど、自分の行動の先に何があるか少しは考えるようになった。それに3年前に比べて、世間やテレビの中の人たちはわからないけれど、僕の周りの実際に会って、話せて、見れる範囲の人たちはみんな面白いことをしているし、それぞれの価値観で楽しい暮らしをしている人が増えていると感じる。だから、僕は3年後が楽しみでならないし、自分が3年後にどこで何をしているのかも実は楽しみだったりする。3年前の自分が今の自分を全く想像できなかったように、きっと3年後の自分も想像できないことになっているだろう。出来たら3年後には今よりもさらに、自分と自分の周りに楽しく生きている人たちが増えていたらいいと思う。

2013年8月15日木曜日

今週末8/17(土)は、いよいよ ∞Heaven On the Sea∞ !!!!

いよいよ迫ってきました∞Heaven On the Sea∞!!!!

大阪に来て、ずっとパーティーをやりたいなと思っていて、ようやく実現するのがこのHeaven On the Sea!!!ギブミーベジタブルを色々な場所で開催するけど、自分の本拠地であり、最近ちょっと元気がない大阪で、がつんと大好きな人たち呼んでパーティーをしたいと思っていた夢がようやくかなう!

ひょんなきっかけでRoute26でDJをすることになり、そのときに一緒だったカリフラワーの玉くんと、お互い趣味がぴったりだったので、これはここで何か面白いことやるしかないでしょ!?というので、始まったHeaven On the Sea!!!!

昼間の会場がまず最高で、船の上にDJブースを作り海の上に浮かべた桟橋がフロアになる。海の上で緩やかに波に揺られ、お酒飲んで、最高のDJ陣が最高の音楽を鳴らせば、もうそこは天国になること間違い無し!!!!

24:00以降は場所を移動して、ROUTE26とPINEAPPLE EXPRESSの2会場を使って、もう踊りまくります!!!!

ということで、今回はかなりの雑文ですが、この僕の熱意が伝わってくれたでしょうか!?

とにかくまだまだ夏は終わらない!!!

みんなであそびまくりましょー!!!!!
当日はまってますよ〜!!!!!

前売り予約は、全てこちらのfacebookイベントページより受付しています。


Que Sera Sera Floating Stage




ROUTE26



PINEAPPLE EXPRESS


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
2013.8.17.SAT
at 堺 Que sera sera & PINEAPPLE EXPRESS & Route26
大阪府堺市堺区戎島町5-11

OPEN/START 13:00
ad/dr ¥2,000/¥2,500

DJ: (AtoZ)
AGEISHI
ALTZ
BING a.k.a TOSHIO KAJIWARA
COFFEE RUMBA
DNT
GASIRAM
GYOKU
池田社長
OORUTAICHI (DJ SET)
セイント公惇
TOSSY
YA△MA
and more!!!

LIVE:
ラビラビ

VJ:
AKASHIC

LIGHTING:
YAMAT

SOUND SYSTEM:
HAMASTAR

SHOP:
HE?XION! TAPES
クジラウオ
虹子
ぺーどろりーの
ぷらーな食堂
アムリタ堂
大井戸猩猩
and more!!!

◯会場へのアクセス
【電車でお越しの方へ】
・ 関西空港より30分。南海線「堺」駅、徒歩すぐ
・ 新大阪より地下鉄御堂筋線「なんば」駅まで30分、南海本線に乗り換え南海線「堺」駅すぐ

【お車でお越しの方へ】
・ 阪神高速湾岸線大浜出口すぐ
・ 阪神高速境線堺出口すぐ

◯注意事項
・前売り予約はfacebookのイベントページにて受付致します。
・当日会場付近に駐車場・駐輪場はご用意しておりません。公共の交通機関をご利用ください。
・Que sera seraのベイエリアステージは13:00〜24:00までとなります。24:00以降はPINEAPPLE EXPRESSに移動して、イベントを続行します。
・天災や荒天の場合を除き、雨天でも開催します。なお中止の場合はfacebookのイベントページでお知らせします。
・入場券は会場入り口にてリストバンドと交換いたします。リストバンドを外さない限り、イベント中の会場の出入りは可能です。リストバンドを切ってしまったり紛失された場合は、再度チケットを購入していただく事になります。
・昼間はかなり日差しが強く、また夜は涼しくなると思われます。帽子や上着等のご用意をお勧めします。
・酒類の持ち込みはご遠慮ください。
・喫煙される方は、携帯灰皿をご持参ください。
・花火などの火薬類、危険物、法律で禁止されている物の持ち込みは一切お断りします。
・会場内外での事故・盗難等の責任は一切負いません。節度ある意識と責任を持った行動を心がけてください。
・ベイエリア会場は、海の上の桟橋が会場になり足元が不安定なため、しっかりとした靴でご来場されることをおすすめします。




2013年8月2日金曜日

ギブミーベジタブルのHPができた!!!!

ついに!ついに!ギブミーベジタブルの新しいHPが出来ました!

本当に久々のブログの更新なので、もはやブログをやっていたこと自体を忘れてしまっていたけれど、ギブミーベジタブルのHPがリニューアルされたということは、自分にとっての大きな節目となると思うので、ブログを書くことにした。

ギブミーベジタブルの説明は新しくなったHPに書いてあるので、ここでは省略するけれど、僕がこのイベントを始めたのは2010年の9月だった。アメリカのホピの村から帰って来て、少しして仕事をやめて、確か自転車で野宿をしながら屋久島までいく旅の途中で思い付いて、帰ってきたら「野菜が入場料で、そのもらった野菜が出演料になるギブミーベジタブル」というイベントをやろうと思ったのが、最初だった気がする。

そのアイデアが閃いた時に、最初にこんなイベントをやろうと思っていると相談したのが、大学の同級で同じサークルで今はpalboというバンドをやっている今江という友達
だった。彼に面白そうだからやろうと言われたものの、こんなイベントをやらせてくれるライブハウスはどこだろうと、思ったときに新宿motionというライヴハウスのブッキングマネージャーであり、about tessというバンドのリーダーのタクトさんに相談したら、二つ返事でやろう!と言ってくれたのがはじまりだった。

最初は、仲の良いバンド仲間に声をかけて面白そうだと感じてくれている人には出演を依頼して、料理もちゃんとした料理人を入れるのではなく、友達に頼んだりしていた。当初このイベントを始めた頃は、野菜が入場料と出演料になるということで、他のライブハウスの人などに、それは長く続かないよ!とか出てくれる人いないよ!、など批判的なことを言われることも多かったけれど、自分としては筋道がしっかり立っていて、分かりやすいシステムだし、なによりも面白いと自分で思っていたので続けた。イベント内容は当初は、野菜を切る音をマイクで拾って、ダブミックスするDUB MIX VEGETABLEをやったり、浅草のホンモノのホームレスバンドである、ブルースカイバンドを六本木に呼んだり、はたまたライヴハウスでカラオケをやったりと、かなり奇抜なイベントだったのだけれど、不思議とお客さんも、料理人もアーティストもお金でなくて野菜が作る緩やかな繋がりが妙に心地よく、何かから解放されたような感じがとても印象的だった。また野菜が出演料なので、イベントをやるうえでの金銭的なプレッシャーもなく定期的に続けることができた。

そんな時に3.11の震災があって、この野菜が入場料というシステムを活かして、震災直後野菜を食べることができなかった被災地にこのイベントで集めた野菜を直接、届けに行くことができたし、被災地支援のプロジェクト「まんまる」を一緒にやっていた南風食堂の三原さんもいつの間にか、全面的に協力してくれるようになって、今では一緒にこのイベントを共同でやるようになった。

そう。そして震災以降ギブミーベジタブルは大きな意味を持つようになった。

お金の役割や意味、食に対する問題などなど。

当初そんなつもりで始めた訳ではなかったけれど、いつの間にかギブミーベジタブルが僕に色々と考えさせてくれたし、同じような価値観を持っている全国の人たちとつなげてくれることになる。

その後、僕が大阪へ引っ越すことになって、ギブミーベジタブルの動きが少しとまるのだけど、まんまるでも一緒だったおはぎちゃんが、震災を機に熊本へ引越しその地でギブミーベジタブルをやりたいと言ってくれたのがきっかけとなり、熊本でも一番面白い場所である三角のエコビレッジサイハテとゼロセンターで開催することになった。

その二つのギブミーベジタブルが大成功に終わり、都会でも田舎でもどこでも無理なく続けることができると確信し、twitterやfacebookでやりたいと思っている人を募集してみたところ、思った以上に反応があり、それで全国各地で開催するようになる。

そして、そこで出会う人たちはみな、今の世の中に同じような危機感も持っているし、それだけではなく同じような希望も持っている人たちだった。そういう人たちに会うにつれて、これは続けた方がいいと思うようになったし、もっと自分だけのものでなく、たくさんの人にやってもらって、お金の価値観とは違う価値観を共有している心地よい場の空気や雰囲気を味わってもらいたいと思うようになった。

そう考えるようになってから、ギブミーベジタブルのHPを新しくして、やり方もまとめて全てを公開して、誰でも自由にできるようにしようと思った。それからおそらく約一年で多くの人の協力によって、ようやく思っていることが実際に形になった。今後はギブミーベジタブルをやりたいと思って、これなら自分でもできる!と思った人は自由にやってほしいと思っているし、もしもう少し詳しく知りたいという人は電話やメールをくれたら全て話すし、過去に様々な地域で開催した時の仲間が教えてくれると思うので、是非興味のある人は気軽にやってみてほしいし、このシステムはいいなと思った人は広めることにも協力してほしいと思っています。

そして今後、ギブミーベジタブルは日本だけでなく世界でもやっていけたらと漠然と考えていて、実際にどうなるかは分からないけれど、今のところ考えた通りに進んでいるし、おそらくそういう流れは世界的にもあるのではないかと考えいるので、是非よろしくお願いします。

本当に多くの人の協力によってギブミーベジタブルはやろうと考えていたことが実現したし、今まで関わってくれた人たちやこれからギブミーベジタブルを通して出会う人に、心から感謝をします。一段落ついたもののギブミーベジタブルはおそらく一生のライフワークになると思っているので、これからもギブミーベジタブルをよろしくお願いします。

ありがとうございました∞


ギブミーベジタブルNew HP!!!
http://www.givemevegetable.com/

デザイン&WEBディレクションはgm projectsの石黒宇宙くん
http://www.gmprojects.jp/

ギブミーベジタブル野菜ロゴはmurgraphの下平晃道くん◯
http://www.murgraph.com/
http://akinori-shimodaira.com/

2012年11月29日木曜日

ギブミーベジタブル 3DAYSが終わって

11/23、24、25と京都 甘夏ハウス、大阪 四天王寺、名古屋 Tribal Artsで3日連続ギブミーベジタブルを開催した。

ギブミーベジタブルとは入場料が野菜で、アーティスト(音楽家、料理人、デコ、PA等)の出演料も野菜。さらにお客さんが持って来た野菜をその場で料理人が即興で料理して無料で振る舞う。ちなみに何度もいうけれど、僕はベジタリアンではない。

この3日間は本当に素晴らしい奇跡のようなパーティになった。お客さんが野菜をもちより、最高の料理人がそれを料理して無料で振る舞う。音楽家はその場の最高のバイブスを更に加速させる。そして、最後に余った野菜は出演者全員で出演料として分け合う。

ただ、これだけのことだ。本当にこれだけのことなのに、必ず毎回大量の野菜が集まり、最高の雰囲気が出来上がり、結果として出演者全員が出演料の野菜をたくさん持ってかえる。

僕がこのパーティーをやる時にいつも気をつけているのは、システムとしてちゃんと成り立たせるということ。つまり誰か(主催者や、お客さんや、アーティスト、お手伝いさんなど)に金銭面や体力面での負担(赤字)がかからないようにすることだ。

ギブミーベジタブルは2年間で13回行った。今回の3つのギブミーベジタブルを終えて、どの場所でも最高の雰囲気のパーティになり、システムが確立して来たことが自信に繋がった。そして僕はこのシステムでイベントをやる人が日本中、世界中で増えていって欲しいと真剣に考えている。

そのために、そろそろ(がんばって来年春くらい?)このイベントの仕組みを南風食堂の三原さんと相談しながら、文章や図でまとめてWEBで公開しようと考えている。誰でもできるようにしたいからだ。このパーティーに参加している時に感じるあの「感じ」をより沢山の人に感じてほしいから。そうすれば必ず何かが変わると真剣に信じている。本当はもっとその「感じ」を言葉でしっかりと伝える事が出来たらいいんだろうけれど、なかなか難しくてまだそれが出来ない。だから実際にその場所に行って、自分がギブミーベジタブルをやるか、その土地の人にやってもらうしかない。

今日本は確かに不安定な状況だし、不安を抱いている人も沢山いると思う。だけれど僕自身はこれはチャンスだと思っている。今までの常識がゆらぐ今だからこそ、無理だとだれもが思う事が出来るチャンスだと思う。自分がやっている事に不安になりながらも、前に進んで行けば必ず光は見えてくる。そう信じてギブミーベジタブルを続けて来て、今までは「かもしれない」だったけれど、それが徐々に「確信」の方向に進んで来ている。だから、僕は今後もこのイベントもっと沢山の人にやってほしいし、やりたい人がいたら、どこでも駆けつけたいと思うので、興味のある人は(080-6642-1483 or tripxtrip@gmail.com)まで連絡ください。

そして、最後に

京都甘夏ハウスでのオーガナイズをしてくれた、甘夏ハウスの葉月ちゃんとハイミ食堂のまなちゃん、料理人のaeeenケイコちゃん、野村誠さん、にしもとひろこちゃん、屯風亭とん平さん、悶亭乳尊さん、ニョキニョキさん、circle of vegetable、町家古本はんのき、ROCCA、麹のコトリヤ、ちこっと。大阪では、プリミ恥部白井くん
momasu、林業家の中井章太さん、月桃食堂、虹子、アジアの旅と味デジャブのワッキーさん、セルフ祭でもお世話になっている大ちゃんに、Wild Wizar
dはるき、ララバイ・スモークはんさん、急遽手伝ってくれた池田さん、四天王寺ノリノリの空庭さん、ゲルを立ててくれた土肥さん。名古屋ではオーガナイズしてくれたまっきーとtribal Arts高山さんに孝太郎くん。EIJIさん、岡沢じゅん君、ettのkeiさんと西本さゆりさん、Turtle islandの永山愛樹さん、jaajaの長谷川雄一くん、原田茶飯事くん、未完カレー、あや(lala natural)、ジョー石川(ホジャナスレッディン)、ミヤザキマチコ(lady bug)、neccco市の皆さん。いつもお世話になっている南風食堂の三原さん、COLORgungのわっきーに、生意気デイビッド。

そして、ギブミーベジタブルに来てくれたお客さんと野菜たちに大感謝!!!!!!

ありがとうございました!!!!!
また近いうちに必ずやります!!!!

ニョキニョキの野菜釣り@京都 甘夏ハウス

野祭壇 @大阪 四天王寺

イベント終了後みんなで野菜を分け合う最高の瞬間
@名古屋 Tribal Arts

ギブミーベジタブルHP:
http://gimmevegitable.web.fc2.com/







2012年8月13日月曜日

熊本のサイハテとゼロセンターでギブミーベジタブルを開催してきた。

8/2から8/10にかけて、熊本へ行ってきた。

それは、僕が東京にいる間からずっと続けているギブミーベジタブルというイベントを、熊本で開催するため。このイベントは入場料が野菜で、出演者のギャラも野菜。さらにお客さんが持って来た野菜をその場で料理人が即興で料理して無料で振る舞う。

そもそもこのイベントは、「音楽で飯を食う」という言葉を、文字通り体現するために、「歌う→お金→野菜→食べる」という流れを「歌う→野菜→食べる」という流れにしてみたら、どうなるだろうという単なる興味から生まれたイベントだった。ちなみに僕はベジタリアンではない。

ところが、第一回目を開催したときに、野菜が入場料の上に料理もフリーというお客さんの満足度が非常に高かった事、最後にギャラの野菜を出演者全員で分け合う際の不思議な満足感。そして、一番驚いたのは、主催者である僕は全員が野菜を持ち帰った後に残った野菜を持って帰るのだけど、最終的に一番野菜を持って帰るのは僕で、約半月は悠に暮らせる程の野菜が貰えるということだった。つまり、それほど大量の野菜が集まるということに本当に驚いた。

そんなわけで、この第一回目の成功がまぐれではなく、しっかりシステムとして成り立つのかということを立証するためにその後も何度かイベントを開催したところ、結果として毎回同じ事が起きた。そして、回を重ねるごとに多くの人が協力してくれて、料理人に対する配慮やイベントの内容も少しずつ改善していき充実していった(まだまだ改善点は多々あるけれど)。

東京で5回、大阪で1回開催して、いよいよ熊本で開催することになった。僕が東京にいるころから一緒に遊んだり、まんまるのメンバーとしても活動していたおはぎちゃんとうっちー夫妻が3.11をきっかけに熊本へ引越し、その土地で何かイベントをしたいという話をしていた時に、ギブミーベジタブルをやりたいと僕に話を持ちかけてくれた。そして、そこに東京の最も信頼出来る仲間達、南風食堂の三原さん、COLORgungのワッキー、VJ Akashic、かほちゃん、DJ SUNGA、かなこちゃん、YAMATくん、狂うクルーのチャイくんがやって来て協力してくれることになった。

結果としてサイハテとゼロセンターという熊本で今最も面白い場所といっても過言ではないこの2つの場所で開催することができ、どちらも大盛況だった。開催に至るまで熊本と大阪という距離の問題や、ギブミーベジタブルの仕組みや目的をちゃんと伝えていなかったために問題もいくつか起きたけれど、結果的にお客さんも出演者も料理人も開催場所の人たちもみんな満足してくれたと思う。そして、何よりも一番の収穫は、ギブミーベジタブルは地方でも都市でもどちらでもシステムとして成り立つということが解ったこと。

この「成り立つ」というのが非常に重要で、都市、地方、どちらかだけで成り立つのでは全く意味がない。つまりギブミーベジタブルは場所がどこであっても、持続可能なシステムだと言えることがわかった。熊本は3.11以降の移住者が多い土地だ。食に対する意識もかなり高く、食材の選び方から、調味料、ドリンクの材料の生産地まで徹底して調べて、安全を求める多くの人たちに出会うことで、多くの点でとても勉強になった。そして、そういう土地で、大盛況のうちに終わった事は自信にも繋がった。

僕はこのギブミーベジタブルというシステムを今後、ある程度マニュアル化して、誰でもどこでも自由に出来るようにweb上に公開できたらと考えている。そして、結果的に全国各地でこのシステムでイベントを開催する人が増えれば、何か面白い事が起きる予感がしている。更に言えば、世の中が少し良い方向に進んでいくのではないかと真剣に考えている。

熊本で開催し成功したことで、現時点で様々な土地からギブミーベジタブルを開催しないかとの声がかかっている。これはとても面白い現象だと思う。なぜなら全国で少しずつだけど、今までのシステムではない新しいシステムを求めているということだから。今後、声のかかった場所では、出来る限り自分も足を運んで、その土地に合ったやり方でギブミーベジタブルを開催したいと考えているので、是非興味のある方は連絡ください。

そして、今回熊本での開催の為に必死で動いてくれたおはぎちゃん、ウッチー、goodaクルー、サイハテの工藤真工くん、マキくん、チコくん、台湾のミキー、ゼロセンターの坂口さん、ヨネちゃん、ハンカクハンテン、野うさぎ市のみなさん、出演者のみなさん、おいしい料理を作ってくれた料理人のみなさん、多くの関わってくれた人に感謝を捧げたいと思います。素晴らしい夏の思い出をありがとう◎

またパワーアップして帰って来るので、是非また遊んでください!!!
よろしくお願いします!!!!

ギブミーベジタブル@ゼロセンター
流し野菜

ギブミーベジタブル@サイハテ
カラオケを熱唱する地元の中田貞子さん

ギブミーベジタブル@サイハテ
COLORgung&チコくん制作 野菜を載せる祭壇







2012年7月5日木曜日

大飯原発の再稼働反対運動に行ってきた 2

その後、警察官と機動隊によって強制的に外に押し出された人たちは、彼らが作ったバリケードにより2度と中に入る事が出来なくなった。押し出された数百人の人たちは今度は外で座り込みを始めて、再稼働反対と声をあげ始めたのだ。


バリケードの中に取り残された人たちと、外に追い出された人たち、分断された民衆はそれでも「再稼働反対!」の声をあげ続けていた。僕はなんとかしてもう一度中に入ろうとしたけれど、警察官と機動隊がスクラムを組んで3重4重の壁を作り、それに阻まれて中に入る事はできない。その間にも一人ずつ外に出されていく。途中、警察官と市民のもみ合いが何度かあった。

バリケードの中に取り残された人たちの事が気になり、僕はなんとかして再び中に入ろうとしていたら、山側から中にもう一度入れるルートがあるということが解った。そして、夜になり真っ暗になった山の中を通って、急斜面を降りて泥だらけになりながら再びバリケードの中に入る事が出来た。

すると、中では機動隊がじりじりとそのスペースを占領し始めていた。それでもまだ太鼓の音が鳴り続けていた。少なくなった人数で市民も腕を組んで壁を作っていた。何度もその壁が壊されそうになる。僕はそこに行って壁が破られないように支えにいく。再稼働反対!と声を出しながら、なんとか押しつぶされないように必死で持ちこたえる。





僕は一体福井にきて何をしているんだろう?
何を守っているんだろう?
本当はこんな事したくない。
再稼働を止めて、原発で生活をしている人のその後の暮らしはどうなるんだろうか?
中東で起きたような革命なんて起きて欲しくない。
おまわりさんが市民を守って、いい政治家と首相がちゃんと国民の事を考えて、国を治めてくれればいい。

そんなことをずっと考えながらも、必死で壁を支えていたら、21:00を過ぎた頃、どこからともなく大飯原発が再稼働したらしいという声が聞こえて来た。僕らは原子炉に続く一本道を占拠しているはずなのに。

それでも鳴り止まない再稼働反対の声。僕は再稼働を止めるためにきたのに、こうもあっさりと再稼働してしまった。それでも、何故かその場を離れる気持ちにならない。それは、まだ諦めたくないという気持ちもあったけれど、それよりもこの活動が最終的にどういう形で終わるのか自分の目で確かめたかったからだ。








そして、0:00を過ぎた頃だっとおもうが、急に外のゲートの方から歓喜の声が聞こえて来た。何が起こったのかと思いそちらに向かうと、外の機動隊と警察官が一斉に帰っていったという。あまりにもあっけなく。一体さっきまでの固い壁は何のためにあったのだろう。外の市民と中の市民がもう一度ゲート内にあつまり、太鼓に合わせて踊り始めた。

どれくらいたった頃かわからないけれど、それまでマイクで「再稼働反対!」の声をあげていた主催者であろう人物が、「みなさん、僕らは遊びに来たんじゃないんですよ。これはレイブじゃないんです。ゴミの分別がひどいですよ。」と言った。それを聞いて、僕もゴミ拾いと分別の作業を手伝う。確かに所々脇の方にゴミが落ちていた。僕らは再稼働を止めに来たのだ。ここを荒らしにきたのではない。何人かの人が手伝ってくれて、一通りゴミをかたずけた。

しばらくして別の方が「明日以降も続ける場合、市民の人数が減って、機動隊が増えたら逮捕者が出る可能性があるので、今回の抗議はこれで解散することにします。」というアナウンスが入った。そして、僕のあとにIWJの映像を見て、急遽駆けつけておにぎりを50人分握って持って来てくれた友達の車で大阪に帰る事にした。

帰りの車の中でこの日起きた事をずっと考えていた。機動隊との衝突、警察官の小さな言葉、そこで鳴り続ける音楽、踊る人々、再稼働反対の声、無表情の機動隊と警察官。そして、再稼働した大飯原発。僕は3.11以降、実家が福島にあることもあり何度も福島にいった。飯館村にも行った。福島に何度も行く事で一生の付き合いになるだろう親友にも出会った。本当にたくさんの出会いがあった。そして、まんまる(http://www.ooo-manmaru-ooo.com/)という団体を通して、外で遊べなくなった子どもたちとも沢山接して来た。

僕は福島の原発が爆発するまで、何も知らずに東京で電気を使っていた。その首都圏の電気を作る機械が爆発したせいで沢山の人たちが悩んで、追いつめられ、苦しみ、子どもたちが外で遊べなくなったことを、本当に本当に後悔した。もう2度と同じような後悔はしたくない。だから、原発に関わる電気の使い方、自分の生活、お金について悩みながらも、抗議行動にも出来るだけ参加している。そして、反対するだけでなくその先にある未来を作ろうと、ギブミーベジタブルを含め、様々なプロジェクトをしているつもりだ。

朝6:00頃大阪に着くと、そこにはいつもと変わらない日常があった。車で3時間程、距離にして100km程度の場所で、あんな事が起こっていたとは思えない程に静かな月曜日だった。それでも今回、現地に行った事に後悔はない。自分で見て、自分で判断することが出来たからだ。何が本当に正しいのか? 全ての人が幸せになれる事を自分はしているのか?常に自分に問いかけながらも、出来る限り今度も行動していこうと思う。行動こそが未来を作るから。



↑5月に友達が大飯の海で撮ってくれた写真